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能登に1か月復興支援に行っているCFA職員からのおたより第1弾!

CFAでは今年度から、災害時緊急こども支援チーム「J-CST」創設へ向けての新事業をスタートさせています。現在、職員の川合が1か月能登の復興現場に入っており、こどもたちの支援と調査を行なっています。

以下、川合からのメッセ―ジです。

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こんにちは。

現在、輪島市で復興支援活動を行なっている川合です。

今回の能登半島地震の被害を受けて、学校の体育館や学童、児童館など、こどもたちが過ごす施設の多くが避難所になります。また、校庭や公園も仮設住宅が立ち並び、思いっきり鬼ごっこできるようなあそび場が少なくなっています。

こどもたちからしても、周りの大人に余裕がなく、揺れによる被害が大きかったことから、なかなか生活が安定しない状況が続きました。約半数の子育て世帯が輪島から二次避難したと言われており、友達と離れ離れになったり、急に新しい環境に映ることになったり、人間関係の変化も大きかった今回の地震。そんな場所で、こどもたちの放課後の居場所を作ったり、普段学校や家ではなかなか口にできない本音に耳を傾けたりしています。

【みんなのこども部屋】

私が活動している輪島市の三井町では、もともと小学生たちは三井小学校に通っていました。今回の発災を受けて、輪島市の小学生は輪島中学校の校舎に通うことになり、今はスクールバスで20分ほどかけて登下校しています。学童も市街地のエリアに集中し、もともとあった学童施設は避難所になったため、市街地までお迎えに行くことが難しいという保護者からの声が上がり、三井の保育所の一室をお借りして、「みんなのこども部屋」を運営しています。復興団体「のと復耕ラボ」のメンバーが、がれき撤去やボランティアマッチングなどの活動もしながら子どもの見守りも行なっていた現状を視察時に目の当たりにして、ぜひここでこどもたちの見守り支援を行ないたいと考えました。

私が初めて見守りに訪れた時にギターを披露すると、大興奮のこどもたち!さっそく隣の公民館で働いている職員さんたちを集めて、ストリートライブを開催しようという事になりました。こどもたちの行動力と、公民館の皆さんのこどもを見守る温かさに触れて、街全体でこどもたちを育んでいくこの地の素晴らしさに感動しました!

引き続き、能登から活動の様子を発信してまいりますので、続報をお楽しみに♪♪

公民館の皆さんに喜んでもらえるようにライブを企画中!

大阪府堺市から、こどもたちの健康と成長を祈って、鯉のぼりが寄贈されました!