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【イベント】CFA「こども well-being」勉強会~「食の支援」から始まる地域のつながりを考える~

日本のこどもたちの貧困についてご存知ですか?

CFAKidsのある足立区の貧困率は、23区の中でも高く、家庭で食事を食べることができず、苦労している家庭もあります。

貧困家庭では、ご近所さんや家族以外との大人などと関わる機会も少なく、人との繋がりも希薄な状況になりやすいと言われています。そのため、頼れる存在が少なく、社会的経済的困窮にもつながります。

そんな課題を解決するため、足立区でこども食堂やこどもへの宅食など、「食べること」や食事の面から、こどもたちや子育て世帯を支援しようという動きが広がっています。

栄養のあるあたたかな食事は、育ち盛りのこどもの健康のために大切ということはもちろんですが、食事の支援をきっかけとして、さらに支援していくことができたらと考えられているようです。

「こども食堂」や「こどもへの宅食」によって、地域とつながりをつくることや、食品配達をきっかけに、相談に乗ったり必要なサービスにつないでいくことが目的となっているところもあります。

私たちが運営している学童保育CFAKidsでも食べることをとても大切にしていて、実際ほぼ毎日手づくりのおやつを提供しています。

今回は、足立区で活動されている、

「一般社団法人チョイふる」の代表理事の栗野さんと

「あだち子ども食堂 たべるば」代表の川野さん

にお越しいただきます。

足立区でのこどもたちへの「食の支援」の現状についてお話いただくとともに、食事・食べることをきっかけとして、こどもたちをどう支援していけたらいいのかを、ベネッセこども基金の青木さん、CFA代表理事の中山と一緒に、考えていきたいと思っています。

また近年コロナ禍で、こどもたちへの「食の支援」は様々に大変な局面があったことと思います。

コロナ禍を経た現在の活動についてもお伺いできればと考えております。

みなさまのご参加をお待ちしております!

▼こんな方におすすめです。

✔︎ こどもの貧困支援について考えたい方

✔︎ こどもへの宅食、こども食堂の活動について理解を深めたい方

✔︎ 地域のつながりについて考えてみたい方

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<概要>

■日 時: 11月26日(土)| 開場13:50 /開始 14:00 / 終了 16:00

■場 所:オンライン会議システムzoom

■参加費:無料 

※寄付つきチケットをご購入いただいた方へ、勉強会のアーカイブ映像をお送りします!

以下からお申し込みください。

https://chanceforallevent202211.peatix.com/view

<登壇者>

■川野 礼さん

若かりし頃のいくつかの経験をもとに「寂しさ」や「孤食」に対する危機感を抱き、2018年足立区西新井にて「たべるば」を立ち上げる。当初はこども食堂としての機能が主であったが、コロナを機に今春、拠点となる「たべるばハウス」を設立。自宅に居場所の無い子どもたちや被虐待児童たちのヨリドコロとなっている。今、一番頭を悩ませているのは「子どもたちの自立」について。家庭や行政が果たすべき役割を一介のボランティア団体のたべるばがどこまで代替できるか悩みどころである。

夢は寂しい子どもやお腹が空いている子どもが居なくなった日に、みんなでたべるばの看板を下ろすこと。好きなものはお酒とアニメと旅行。

▶︎あだち子ども食堂 たべるば : https://adachi-taberuba.wixsite.com/index

■栗野 泰成さん

一般社団法人チョイふる 代表理事 栗野泰成

1990年、鹿児島県生まれ。

大学卒業後、公立小学校教員・JICA海外協力隊での教育現場を経て、2021年に一般社団法人「チョイふる」を設立し、代表理事に就任。

社会経済的に困難を抱える子どもたちが、既存の支援にたどり着けない・頼れる存在がいないといった「本来はたくさんあるはずの選択肢を身近に感じられないこと」に問題意識を感じる。

そこで、Choicefulな社会を実現するため、困窮子育て家庭を対象に、①食品配達を通じた見守り ②居場所づくり ③生活相談支援事業を展開中。

▶︎チョイふる : https://www.choice-ful.or.jp/

■青木 智宏さん

公益財団法人ベネッセこども基金事務局長・特定非営利活動法人Chance For All 理事

東京都町田市出身。(株)ベネッセコーポレーションのグローバル部門、学校部門、新規で放課後事業立ち上げを経て、2018年より現職。助成事業の他、自主事業にてNPO等と連携して、「重い病気を抱える子ども」や「経済的な困難を抱える子ども」の学び支援などを担当。プライベートではChance For Allなど複数の非営利組織の理事。ソーシャルセクターとビジネスセクターなどの人流を増やすことがミッション。イチローとCoCo壱が好き。

■中山 勇魚

特定非営利活動法人Chance For All 代表理事

早稲田大学教育学部卒業。18才の時に家庭の事情で家族が夜逃げ。東京都内のホテルやウィークリーマンションを転々とする。環境によって人生が大きく変わってしまう経験を経て「家庭や環境で人生が左右されないためにはどうしたらよいのか」を考え始める。大学在学中に様々な環境のこどもたちや教育のあり方について学んだり、学童保育の指導員として現場で勤務する中で放課後の可能性に着目。卒業後は保育系企業にて新規園の開発に従事。その後、IT企業でシステムエンジニアとして勤務しながら学童関係者とともに「こどものたちのための放課後」を実現するための準備を開始し、2014年にCFAKidsを開校。